ダイエット戦線離脱
健康の為なら死んでもいい?
こちらの投稿のとおりダイエットに挑戦していたが、少し怖くなって戦線離脱することにした。
実は前回の投稿の翌日に急に立っていられなくなり、これは直感的に栄養不足だと感じたできごとがあった。子守をしている子供に大人向けの総合ビタミン剤を買ってきてもらい、また子供たちのアドバイス通りに今までより多く食べることにした。また、一日2個のリンゴを食べることにした。
リンゴの成果があったのか、便通がすっかり改善し、体も動くようになって気分も良くなってきた。それから食事にも可能な限り気を使い、朝はホテルの朝食でたんぱく質を摂取しつつリンゴで果糖を補給。昼はトーストにスライスチーズとリンゴ。夜は作り置きのトマトソーススパゲッティを食べるという生活を繰り返していた。
ホテル内のジムには一日に二回、45分のウォーキングをこなし、体調も万全だと自負しつつ、体重も減少していった。
70.80kgで数日間停滞した後、70.20kgになった時に異変が起きた。
そこそこの恐怖体験
外に散歩に行った帰り道に急に息切れし、汗をドッとかいた。なんかおかしいと思いつつもホテルの部屋に入るも立っていられず、横になるも意識が遠のいていきそうだ。
子供に私の海外旅行保険証券の場所と、連絡の仕方とその他の連絡先などを指示して、その日は怖かったこともあり、子供に私と一緒に寝てもらった。
翌朝になって腸が動いている感覚があったので、これは便秘のせいで血圧が下がったのかもしれないと思い、トイレにこもると渡米来一番の量が出た。これで全て解消したはずと少しだけ気分が良くなったが、やはり似たような症状は続いていた。気力がわかない、背筋が伸びない、食欲がない、ふらつくなどだ。
命の危険
翌朝になって良くなっていることを期待して起き上がると、シャワーを浴びる元気があった。これで回復したかと思い、参考までにと体重計に乗ると、なんと69.50kgと表示されたのだ。昨日は70.20kgだったので食事をしているにも関わらず、トレーニングもせずに700gも減少したことになる。
これはマズイと思いつつもまだ動けたので朝食をとり、部屋に戻ってしばらくすると、また動けなくなってしまった。いよいよ病院に行かなくてはと現地の知人にお願いして病院に連れていってもらった。
命拾いは大げさではない
病院に到着するとただ入口から肩を借りて入ってきただけなのに、直ぐに車いすに乗せられて救急対応の窓口へ案内された。
ICUと書かれた部屋に案内され直ぐにベッドに寝かされて、そのベッドに横になったまま採血やら心電図やら血圧やら果てはレントゲン撮影までいろんな検査をされた。

3時間程度過ごしたと思うが、検査結果を伝えに来た医師は順番に血液検査の結果等を伝えてくれた。心筋梗塞を疑ったので時間がかかったが、全て異常無しとのこと。しっかり食事をして一日2リットルの水を飲むように言われた。結局ダイエットが原因だろうって。まぁ、血液検査の結果に異状なしなら、そういう結論になるのも無理はない。
一方で私はストレスが原因ではないかと思っている。慣れない土地で目的もなく、言葉も通じず、移動手段は急な坂道の徒歩とバスのみ。窓から見える同じ景色を40日以上も見続ければ少しおかしくもなるだろうと。
また、帰国の日程が近づいてくるにしたがって、子供のように「あと何日だ!」と楽しむこともできず、「あと何日もある」と日々時間が過ぎるのを待つのみでは、ストレスの感じ方も異なるだろう。
支払い方法に驚く
安心して帰るにはもう一仕事ある。それは診断書と領収書の取得だ。これは海外旅行保険金を請求するのに必要なのだ。しかし受付の女性は支払いできるようになるのは3日後だという。数えると土曜日にあたるが事務所は開いているのかと聞くと、きっと閉まっているという。なんか他人事っぽいのでココで払うのではないの?って聞いたら、通りを挟んだ反対側の支払事務所だという。
Oh no. アメリカだな、やっぱり。と一瞬うなだれるも、受付嬢がEメールアドレスの確認をしろと言ってきた。間違えていたので直してもらったら、請求内容をメールで送るという。だからメールでもらっても事務所が閉まってるんじゃ払えないというと、オンラインで支払ってくれという。
これで分かった。病院にかかる時にEメールアドレスと電話番号を聞かれた。この二つは医療予約請求システムに登録するためだったのだ。名前はMyChart。アプリもある。iphone用もあるけど省略。
ホテルに戻るとメールが着信した。システムへのサインアップを促す内容だ。早速サインアップすると私のアカウントが表示され、本日の診療内容と診断結果が全て表示されている。
このシステムで請求書が発行され、クレジットカードで支払うという寸法だ。ちなみにこのシステムでは病院の予約もでき、家族もいればその家族分も登録できて、薬の処方も全てこのシステムから行われる。まぁ、すごいシステムだわな。
私の請求残高は$0となっていたので、3日後にメールが着信するのだろう。それをもってシステムにログインしてオンラインで支払いをすることになる。
ダイエットは終了
ということで本滞在中のダイエットチャレンジは本日をもって終了とし、体重計に乗るのもやめにします。あとは体調に気を付けつつ帰国日を待つのみとします。無理なダイエットをした覚えはないけど、ストレスが体に現れやすい体質だってことは分かった。